2016年06月01日

理科離れという問題はどのような問題でしょうか。
一般的には、子どもの理科に対する興味の薄れや学力低下を指しています。

小学生の時には理科が楽しいと思っていても、
中学・高校では入試に向け暗記する内容が増えるにつれて子どもたちが離れていくといわれています。
日本は世界でも有数の科学技術立国であり、科学技術力すなわち理科の学力低下、技術者の減少により、
国力の低下に繋がってしまいます。

実験や観察、考察などを通して培われる「研究する力」や「考える力」は、
将来どんな道に進んでも必要になるはずです。
たとえば自分に必要な情報を集める力、その情報が本当に正しいのかを判断する力は
現代社会でとても役に立つ力になります。
しかしこれらは、ただ覚えるだけの勉強では身につけることは不可能でしょう。

こうした理科離れの背景には、子どもの周りにいる大人たちが理科に対して
苦手意識を持っていることも少なからず影響していると考えられます。
子どもは難しいものでも、楽しいと思うものや興味のあるものには夢中になります。
ご自身が理科や数学が苦手であっても、お子さまの「なんで?」や「どうしてそうなるの?」を尊重し、
一緒に向き合うことも大切です。
自然科学の基礎が書かれた子供向けの絵本などは、わかりやすく気軽に親しむことが出来ます。

さんけん社では、お子さまの好奇心や探究心を知識や学習基礎につなげる教材をご用意しています。
自然科学だけに限らず、幅広く視野を向けられる環境をつくってあげることも大切でしょう。