2016年06月01日

<日常生活で算数を使う>

算数が嫌いな子どもはある程度います。
そういう子どもにとって算数は、本当に詰らない科目です。
算数が詰らない理由は、その授業法にもあるようです。
数学を専門とする芳沢光雄桜美林大学教授も、
「やり方を丸暗記して反射的に答えを当てるだけの、
クイズのような学習は問題だ」と指摘しています。
では算数嫌いの子どもが算数を楽しく勉強するには、
どうすればよいでしょうか?

一つの方法は、日常生活の中で算数を使う場面を積極的に作っていくことです。
例えば、お菓子を分けるとき、飲み物をコップに入れるとき、
遊びの約束の時間を決めるとき、買い物 をする場面などです。
日常生活のあらゆる場面で算数を使うことが出来ることを子どもに気づかせ、
算数に興味や関心をもってもらうようにします。
勉強する意味が分かれば、子どもの算数への取り組み方も変わってきます。


<計算ミスを直すには>

計算ミスが多い子どもは、次の三つ可能性があります。

① 計算が荒っぽい。
② 字が汚い。
③ 見直しがいい加減(あるいは見直しをそもそもしていない)。

この場合、この逆をやらせると、計算ミスを防ぐことが出来ます。
こういう子どもには、多くの問題を回答させるのではなく、
確実に正解させることを心がけましょう。