2016年06月01日

<社会の重要性>

子どもにとって社会は、暗記中心で詰らない科目かも知れません。
しかし、自分が生きている社会空間=国や世界の成立、展開、
現状を知ることは大切です。
そうした知識なしに自分の社会的な位置や意味を、
理解することは難しいでしょう。


<社会の勉強法のポイント>

社会を勉強するポイントは、自分と社会との関係を、
どれだけ意識出来るかにあります。
自分が社会の教科書に出て来る人物や事柄と直接関係する場合は、
子どもは興味をもって社会を勉強出来るでしょう。

例えば、緒方貞子元国連難民高等弁務官の曽祖父は、
5・15事件で暗殺された犬養毅首相です。
祖父は犬養内閣の芳澤謙吉外相、父は外交官の中村豊一です。
彼女の博士論文のテーマは満州事変でしたが、
論文には親族が多数登場します。
要するに彼女にとって日本史と世界史は、
自分の親族の歴史でもあった訳です。

しかし、多くの子どもの場合、自分と社会の関係は見え難いものでしょう。
恐らく自分や親族を中心にすると、
子どもの関心は私的でミクロな個人的出来事の領域に止まってしまうでしょう。
しかし、その興味・関心は大切です。
多くの場合、人間の興味・関心は自分を軸に形成されます。

社会の勉強法には二つの方法が必要です。
一つは、自分についての理解を深めていくことです。
もう一つは、色々な意味で自分を世界へと開いていくことです。
この二つがうまくリンクすると、
子どもは好奇心をもって社会を勉強出来るようになるでしょう。