2016年06月01日

人的資本論

人的資本論とは、投資によって人間の経済的価値を、
向上させることが出来るという考え方です。
人間の経済的価値を決める重要な尺度は、
その人間の生産的な能力や資質です。
それは市場で賃金率の形で評価されます。

人的資本論は、1950年代以降に、
特にアメリカの経済学界で活発に研究されました。
現在では、それは経済学の重要な研究分野になっています。

 

教育投資論

人的資本論の教育版を教育投資論と言います。
教育投資論は、教育という投資によりその人の生産的な能力や資質を向上させ、
経済的価値も向上させることができるという考え方です。
経済学界で教育投資論を本格的に取り上げ、
その効果を実証的に測定しようとしたのは、
アメリカのセオドア・シュルツです。

しかし、教育投資論は常に証明できる訳ではないでしょう。
教育投資がその人間の生産的な能力や資質を向上させず、
経済的価値を向上させない場合もあり得ます。

マスコミなどでは教育投資論の立場に立つ情報が流されています。
例えば、以下のものがあります。

「わが子を『エリート』に育てる教育投資とは」
(特集 グローバル時代に勝ち残れ! エリート教育とお金)、
『週刊東洋経済』東洋経済新報社、2013年7月。

現在の日本で教育投資論が成立するかは、調査する必要があります。