2016年03月31日

親の勉強時間の認識を根本から考える

子供は保育園や幼稚園から始まり、大学や大学院などを卒業するまで勉強が本分になります。
そしてそれらの学びの場を経験してきた大人が、今度は親になります。
つまり、親の最終的な勉強経験は高校か大学、少なくとも中学校の段階のものです。
受験勉強を経験せずに大人になる人のほうが少ないくらいでしょう。
しかし受験勉強や大学での勉強はしっかりと人間が形成された後のものであることを忘れてはなりません。
親になって、まだ幼い自分の子供に自分の直近の勉強時間を押し付けるのは絶対にNGです。
そんな当たり前のことわかってる!と反論の声が聞こえてきそうではありますが、「自分はもっと長く勉強時間を取っていたのになぜできないんだろう?」と悩む親が多いのはその当たり前のことをストンと忘れてしまっているからなのでしょう。
誰でも幼い頃は長く集中することが難しいものなのです。

勉強する時間を決める意味

一日どのくらい勉強するかは個人差があるため一概には言えませんが、一つだけはっきりと言えることはあります。
それは、勉強は量より質、ということです。
何時間勉強しても集中していなければ学習にはつながりません。
逆に、良い教材を集中して行えばたとえ15分だったとしても十分な学習となる場合もあります。

 

宿題をあまり出さない先生が担任になった場合、家庭での学習を全くしないという子供も多いようです。
小学生や小学校就学前の子供の家庭学習が必要なのは、勉強についていくためという理由だけではありません。
中学校や高校に進学した際に家で勉強する習慣がついていればテストのための勉強もそれほど苦ではなくなるはずです。
だからこそ、一日のうち集中できる15分だけでも良いから、幼児期から勉強する時間を決めて習慣づけることが大切なのです。

なんで勉強の終了時間を決めた方がいいの?

さて、勉強は時間を決めたほうが良いと上記しましたが、この決める時間は「最低時間」ではなく、「終了時間」のことです。
勉強時間は長いほうがいいという概念では考えられない発想かもしれませんね。
大抵は、「最低○分、もう少しできればもう少し長く…」といった具合に勉強時間を決めていることでしょう。
それを、「○分で絶対に終了させる!」という方向に持っていくのです。
コツは、その時間内にぎりぎり終了できそうな内容を選ぶこと。
もしくは逆に、内容を見てぎりぎり終了できそうな時間を設定すること。
設定した時間が最低時間で、長時間の勉強を良しとされている場合、のんびりやっていた方が評価されてしまう矛盾が生じます。
一方、終了時間を決められるとそれまでに何とかして終わらせなければという切迫感が生まれ、集中力が俄然高まるでしょう。
期末テストや受験などの大きなテストの際に、終了直前で驚異的な集中力が発揮できるのと似ていますね。
もしくは、夏休みが終わる直前になって一気に夏休みの宿題を片付けるときにも似ています。
それ以外のことを考えたり、やっていたりしたら間に合わないからこそ生まれる集中力とでも言いますでしょうか。

短時間で集中して取り組んだ内容は、しっかりと脳に刻まれることでしょう。
だからこそ、その内容を選ぶことがとても重要と言えます。
毎日何を勉強させるか考えるのも大変ですし、選ぶ内容が不適切ならせっかく集中して取り組んだ勉強の効果が薄れてしまいます。
幼児ポピー・小学生ポピーを使えば、毎日の学習内容に頭を悩ませる必要がありません。
目安の時間も書いてあるため時間設定もしやすいでしょう。
ただし個人差がありますから設定時間は子供の能力に合わせて家庭ごとに設定してくださいね。